「海和宇仲裁神符」 復讐とは元来、最初の侵力が行使されなければあり得ないもの。それが転生を繰り返す時の生まれ方により復讐を受ける使命なのか否かはっきりと分かり得る。この神符は、それが使命ではない場合に双方に最適な仲裁点にて和合させるためのものである。
「保宇聴静寂」 自身が一人ではない場合、時に人外のものと融合している場合に。それがこの保宇海の対象となっている場合は、和合させてもその特別な能力は本体に残りうる。それが日常において生活をままならぬようにせぬための秘物。
「大士保宇冠」 自身から切り離された本体には、自ずから自らを安定させようとする帰巣本能ともいうべき動きが起こりうる。これは本体が(本質的に求めて)不安定な状態を安定化させようとする動きといえる。しかしその場合に大きな痛み、斬られるような体感、爪と指の間をえぐられるような感覚などが多々起こるゆえ、これを治めて安定化するよう、分離した者を戻そうとする動きをも鎮めながら本体をガードし続ける術である。
「勝風保越波」 自身から切り離された存在の本質的な敵対する存在。それらが現状を把握して本体へ激しい霊障を及ぼしてくることがある。そのような場合には、切り離した存在への通知はもちろん、予め事態を想定して先手を打っておくべき。 | |